エネルギーも時間も、まずは自分を満たす為に使う。それはみんなのためでもある。

自分に優しく 自分に優しく

あなたの周りに、とても優しくて、気遣いが出来て、だけどどこか辛そうで、無理している様な人はいませんか。

私も大切な親族にそんな方がいました。

周りを大切に、自分のことは、どこか後回しで、恥をかくことを避け、自らの役割を全うする厳格さのある女性でした。

私がその方の家を訪れると、いつも綺麗にされたお家に、洗い立ての布団とご馳走でもてなしてくれました。

周りもみんなその方のことが大好きでした。

でも、私は幼少期から、その方がどこか辛そうで、何か我慢をしている様に感じており、密かに心配をしていました。

ある日その方が「女の人は男の人の後についていかなきゃいけないから。つまらないな。」そういった言葉が今でも忘れられません。

昭和の初期から村社会で生きてきた方で、その言葉ももう20年以上前に聞いた言葉です。

その時代を生き抜くために、時代の常識の中で戦いながら、たくさんの我慢をされてきたのだと思います。

とても能力の高い方でしたので、今の常識の中を生きていたら、もっとビジネスの場で活躍をしていたかもしれません。

その方は心不全で亡くなってしまいました。突然○でした。

なんとなくですが、私の周りで心不全で突然亡くなるかたは、どこか我慢をし、自分を犠牲にされている方が多かった様に思います。

今の時代で、価値がある振る舞いや、理想とする生き方があったとしても、
大切なのはそれを自分に本当に当てはめたいかどうかだと思います。

自分という個性をもって生まれてきた以上、個性を押し殺し、他人の理想を生きていては自分にどんどん無理をさせることになってしまいます。

私は、その方に沢山のものをいただいてきました。本当にありがたく、嬉しかったです。

でも、私は何より、その方に幸せでいて欲しかったです。

大切な人に与えるのも、周りの人に与えるのもたいせつですが、

あなたのことを本当に大切に思っている方は、あなたの幸せを心から願っております。

あなたが幸せでいてくれたら、きっと周りの人達も幸せです。

勇気をだして、罪悪感を手放し、まずは自分を幸せにしてあげてください。

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