誰かの力になりたい。
期待に応えたい。
そんな気持ちで接しているのに、いつの間にか相手に利用されたり、依存されたりする。
もしかしたら、優しい人が落ち入りやすい現象なのかもしれません。
優しくしたのに大切に扱ってもらえなかった時に、自分にそっと、こんな質問してみるのはいかがでしょうか。
「その優しさは、相手のエゴ肥大化させていませんか?」
状況によりますが、優しさを与えたいと思ったあなたの問題ではなく相手側の課題であるパターンも多いかと思われます。
でも、相手の課題のせいで、あなたが嫌な思いする必要もなく、
相手の気を悪くさせてしまったと罪悪感を感じる必要も全くないのです。
与えるという時、この優しさは「エゴを肥大化」させていないか、「依存させる行為ではないか」「コントロール欲がないか」「愛を拡散させる行為であるか」など自分の内側に聞いてみると良いかもしれません。
エゴに対する優しさはエゴに力を与え、相手をより依存的でわがままな人にしてしまう可能性もあります。
相手のエゴに力を与え、相手の身勝手さを受け入れてしまう時、「あなた自身への優しさ」を自分に向けられているかを考えてみてください。
あなた自身も何よりあなた自身に優しくしてもらいたいと願っています。
相手のエゴが肥大化し、自分自身も傷ついてしまう時、それはどちらにとっても幸せなことと言えるでしょうか。
自分を傷つける人から、距離をとり、相手の要望に答えないことは、時に相手に気づきと自立を与えます。
そしてそれは自分自身も大切にする選択なのです。
